高度リサイクル技術の開発
高度リサイクル技術で資源価値を向上し、循環型社会に貢献
これまで利用出来ていなかった素材のリサイクル先の開拓や技術開発、資源の高付加価値化の研究を進めています。
開発した設備や事業プロセスは他社にも展開し、運営支援なども行いながら、独自に磨き上げたシステム・プロセスを全国へ広げ、環境課題の解決に繋げていきます。
太陽光パネルリサイクル
特許取得のウォータージェット工法
2030年代半ばから大量廃棄が予測されている太陽光パネル。その約6割を占めるガラスは重要なリサイクル資源でありながら、既設の装置ではパネルを分離した後のカバーガラスに有機物が残り、その後の使い道がないのが課題でした。この有機物を除去するため様々な方法を試したどり着いた「ウォータージェット工法」は、超高圧で水を噴射することで効率的に有機物を除去します。有機物を除去したカバーガラスは、ガラスメーカーの協力のもと、板ガラスとして水平リサイクルすることができます。
アルミフレーム・ジャンクションBOXの移動式取り外し装置
廃棄やリサイクルを控えた太陽光パネルは、アルミフレームが付いたままだと容積がかさみ、一度に運べる枚数が限られるという物流上の課題がありました。この課題を解決するため、フレームやジャンクションBOXをその場で取り外しできる「4tフックロール車搭載型の取り外し装置」を開発しました。発電機を搭載しているため、電源のない屋外でも場所を選ばず稼働し、現場と工場を効率よく往来しながら、1車あたりのパネル積載枚数を大幅に引き上げることが可能です。現在は実用性の最終検証を進めており、今後はさらなる作業効率の向上を通じて、太陽光パネルのリサイクル、ひいては社会全体の資源循環に貢献してまいります。
使用済み紙おむつの資源循環
加速する少子高齢化問題によるおむつ需要拡大を見据え、使用済み紙おむつ処理に着目。おむつ処理で初となる環境省補助金(令和4年度)交付決定を受け、2024年6月より京都府亀岡市で試験を開始し、紙おむつをパルプ・プラスチックに分離、再資源化へ取り組んでいます。
Point 01
装置の処理能力を最大に活かす
処理バランスを検討
リサイクル実証事業初年度(52期)は、約12トンの使用済み紙おむつ回収と処理を実施。プラントの安定稼働を目指し投入量、荷姿や運転時間など、最適なバランスを模索検討し、数々の試行錯誤を繰り返しています。
Point 02
細菌分析から、
高い衛生基準の達成を確認
再資源化されたプラスチックとパルプの衛生面の安全性を確認するため細菌分析を実施。環境省ガイドラインの貸おむつと同等の高い衛生基準を満たしていることが証明され、しっかり消毒されていることが確認できました。
Point 03
使用済み紙おむつリサイクルが
当たり前の時代にむけて
プラント運用の最適化を継続し、排出プラスチックとパルプの不純物除去を徹底。使用済み紙おむつリサイクルが当たり前の時代を目指して、資源価値を技術力で高め、各資源の活用方法を開拓していきます。
プラスチック
パルプ